東芝、Qosmio G50/F50 SpursEngine搭載AVノートを発表

Playstation3に実装されている「Cell」というプロセッサがあります。

>>Cell はマルチコアCPUで、1つのCPUの中に9個のプロセッサコアをもつ。
1個の汎用的なプロセッサコアと、8個のシンプルなプロセッサコアを組み合わせた
ヘテロジニアスマルチコア
汎用プロセッサコアはPowerPC Processor Element と呼ばれ、
8個のコアはSynergistic Processor Element と呼ばれる。
オペレーティングシステム(OS)はLinuxなどをサポートする。
また、仮想マシン支援機能が搭載されており複数の仮想マシン上で
複数のOSを互いに干渉させること無く走らせることができる。

と、聞いただけで「なんか凄そう」なのは分かるのですが、
「そんなにスゴけりゃそれでPC作ればいいのに。」とPS3で
ゲームをしながらぼんやりと考えていたのも事実。

そんな思いを知ってか知らずか、東芝がそのCellをベースにした
SpursEngineというプロセッサを搭載するAVノートPCを発表しました。

toshiba_qosmio_g50_00.jpg
Qosmio G50/F50がそれです。

Cellベースのプロセッサを使用して可能にした機能は以下のとおり。

  • SD映像をHD解像度に変換再生する「アップコンバート」
  • 地デジのMPEG-2 TS (約17Mbps)をH.264にリアルタイム変換する
    「地デジ8倍録画」
  • DVDへの変換・書き込み時間が半減する「倍速ダビング」
  • 地デジを含む動画から出演者の顔を抽出した顔サムネイル
    および音量レベル表示、場面サムネイルから見たいシーンを選択できる
    「顔deナビ」
  • ウェブカメラ搭載のG50では何も持たない手の動きを認識して
    リモコンやマウスとして使える「ハンドジェスチャリモコン」
  • >>PS3では7つ使われるSPEが4つに、制御用のPPEはコプロセッサなので
    非搭載、代わりにフルHD対応のMPEG-2 / H.264エンコーダ
    / デコーダチップを載せて低消費電力を実現。

    とあるのでクアッドコアのCPUとして認識、動作するのでしょうか。
    表記は「次世代インテルCore 2 Duoプロセッサ」となっていますが・・。

    個人的にはありあまるCPUパワーでブルーレイをリッピングしてH264形式に
    高速変換!という妄想を抱きましたが光学ドライブが「DVDスーパーマルチ」
    となっているのに気付いてガッカリしました。

    気になるお値段は18.4インチフルHDのG50が約33万円前後(500GB HDD)、
    または約29万円(250GB)前後。
    15.4型1280 x 800ピクセル液晶のF50は約25万円前後、とそこまで
    現実離れした価格ではありません。

    買えませんけど。